次の日になっても木の上に魚がいます
湖の中の魚には不思議で仕方ありません
あの魚はどうやって木の上に昇ったのかしら
近所の悪ガキがよくあの木の上に昇っていたから
その時あんな所に置いていかれたのかしら
それでも何だか嬉しかったのです
もう一人じゃないと思えたので
湖の魚は木の上の魚が可哀想だと思いました
でも助けてあげたくても魚は木に登れません
何だか悲しくなりました
ふと見ると木の上の魚も寂しそうです
湖の魚が笑うと、木の上の魚も笑いました
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